合格体験記

【合格体験記⑧】働きながら公認会計士を目指す【論文対策編② はじめての論文答練編】

こんにちは!

働きながら公認会計士を目指す合格体験記シリーズPart8です。

今回は論文式試験編② 恐怖の論文答練編です!

前回までのあらすじ

短答に合格した私は1か月の腑抜け生活の後、論文式試験に向けた勉強計画を立て、いよいよ論文式試験に向けて動き出しました。前回のリンクはこちらからどうぞ。

【合格体験記⑦】働きながら公認会計士を目指す【論文対策編① 社会人の論文突破戦略】こんにちは! 働きながら公認会計士を目指す合格体験記シリーズPart7です。 今回から論文式試験対策編です。 前回までのあらす...

 

計算問題対策は簡単な問題を優先する

1月~2月は主に、財務会計や管理会計などの計算トレーニングに日々費やしていました

はずかしながら、短答式試験を受ける時には財務会計連結キャッシュフロー計算書とか企業結合・事業分離等の論点勉強していませんでした。

時間が無かったからということもありますが、何せこのあたりの論点は難しいです。

論文式試験ではどうなんでしょう?

私は念のため予備校の先生に確認してみることにしました。

もしかしたらやらなくても何とかなる道があるのではないか?

そんな期待をこめて、予備校まで出向きました。

「先生、財務会計の難しい論点(連結キャッシュ等)はやらなくてもなんとかなりますかね?」

 

先生は爽やかな笑顔でそう答えました。

 

絶対にやってくださーい!(ニッコリ)

 

あまりにも爽やかだったので、

言い間違えたのかなと思い、念のためもう一度確認しました。

それでも、絶対やってください!

とのことだったので、言い間違いではなかったことが判明しました。

財務会計の連結会計キャッシュフロー計算書、組織再編は本試験で頻出分野です。

連結キャッシュも企業結合も事業分離も無慈悲に出題されます。

なので、悲しいですが苦手にしていてもやらなければなりません。

 

というわけで、基礎問題(教科書の例題レベルの問題)を中心にやり直しました。

応用問題はやらなくて良いのか!という声が聞こえてきそうなので説明します。

論文式試験の計算問題はだいたいすごく簡単かすごく難しい問題かの2パターンに分類されます。

答練を受けるとわかるのですが、

すごく難しい問題はごく一部のエリートしかできません

なのですごく難しい問題は解けなくてもあまり差がつきません。

重要なのが、すごく簡単な問題です。

すごく簡単な問題はみんな取ってくるので、簡単な問題を落とすと厳しくなってしまいます。

これは論文式試験に限らず短答式試験でも言えることだと思います。

なので、まずは教科書の例題レベルの問題しっかりできるようになることが重要だと思います。

応用問題すべての重要論点で基礎問題がきちんと解けるようになって、それでも時間が余ったらやるくらいの感覚で問題ないように思います。

 

はじめて上級答練を受ける。結果は?

2月ごろ、第一回上級答練を受けました。

上級答練とは、論文式試験と同程度の難易度・形式で実施される答練です。

問題と解答が事前に自宅に送られていましたので、手書きで回答していきます。

対象の科目は会計学(財務会計、管理会計)と企業法、監査論の三科目です。

 

はじめて受けた印象は

手がプルプル震える

です。

特に監査論と企業法ですが

こんなに文字書くんだというくらい文字を書きます。

途中から尋常じゃないくらい手がプルっプル震えてきます。

震えた手のまま、答案を封筒に入れて予備校に送ります。

短答式試験と違って、すべて論述形式なので最初はどのくらい点数が取れているか全くわかりません。

なので、毎日のようにポストを確認して、まだ来ないのかとドキドキの日々を過ごします。

2~3週間くらいすると遂に予備校から添削された答案と個人成績表が返送されてきました。(通学であれば、現地で答練を受けて現地で解答を返してもらうものと思います)

このような感じです。

ドン!

 

 

 

監査論の答案はこれが4ページあります。

今見返すと語尾が「~のである」になってて、とっとこハム太郎みたいで恥ずかしいですね。

仕事をしていると、普段手書きで文字を書くことがないので腱鞘炎になりそうです。

第一回上級答練の結果はこのような感じになりました。

科目 判定
財務会計論 B
管理会計論 B
監査論 C
企業法 A

※:C判定が合格ボーダーラインです。

悪くないですね!

かなり良い方じゃないでしょうか。

おそらくこの時期、受験生のほとんどは租税法に全力を注いでいたので、

あまり短答科目の得点が伸びていなかったのだと思います。

それも知らずに、私は有頂天になりました。

企業法は短答でも95点取れていました。

なので、このまま特に何もせずとも論文までいけるのでは?

という自信すら湧いてきました。

というのも、論文式試験では本試験を受ける際に、法令基準集を持ち込むことができます。

 

企業法では法令を見ながら論述ができるので、特に何も勉強することはないのでは?と思い込んでいました。

 

上級答練第二回 企業法撃沈! なんで?

第二回上級答練で事は起こりました。

いつものように手をプルわせながら答案を作成し、予備校に郵送しました。ちなみにCPAからは返信用封筒がもらえるので切手等を自分で貼る必要はありません。

ついでに言いますと、現在ではWeb上で答練のデータを送るとWeb上で添削結果が返ってくるようです。

企業法は答案用紙をすべて埋め尽くすことができたので、かなりの自信がありました。

 

ですが、結果は

 

見事なE判定です。

どうしてでしょうか?

実際の答案を見てみましょう。

 

100点満点中

素点は22点です。

書いてあることがことごとく得点につながっていません。

最初、先生が意地悪してるんじゃないかと疑心暗鬼になりました。

一緒に送られてきた講評を見てみるとこのような記載がありました。

「問われていることは何か?を意識できていない解答が多すぎる」

問われていることか・・・

私はこの時はじめて体験しました。

企業法名物、論ずれです。

論ずれを起こすとどれだけ手を震わせて一生懸命書いても全く点数が来ません。世知辛い世の中です。

 

企業法は論文式試験においては、大問が二問出題されます。

大抵の場合、事案が説明され、会社法上どのように取り扱うのが適切か問われます。

ここで最も重要なのが、何が問題になっているか?適切に把握することです。

そもそもその事案のどこが法律上の争点になっているかがわからないと、論述のスタートラインにすら立てていないのです

解釈の問題については短答式試験ではあまり問われません。

つまり、短答式試験と論文式試験では問われるポイントが大きく異なります。

これをあまり意識していなかったので、答練において何が問題になっているか?を意識せずになんとなく解答してしまった結果、見事に問われていることとは関係のないことを解答してしまったのです。

ちなみに、論ずれを起こさないためには、

①争点になるポイントと法律上の解釈を知ること、②試験において各問題ごとに事案分析を丁寧に行うトレーニングが必要です。

②は答練で行います。

①はかなりの時間を要します。

なので、企業法対策しなきゃ!と焦りました。

 

企業法対策 何をやる?

早速、わたしは企業法対策に乗り出しました。

わたしには秘策があります。

それは

企業法論文対策集」です。

まんまじゃんという感じですが、

これだけです。

この本には57の問題が掲載されていて、

それぞれについて、答案構成、ロジカルフロー、解答例、解説がついています。

ものすごい情報量です。

講師陣のほとばしる熱量と受講生への愛を感じます。

かなりボリュームがあるので全部の問題をやる時間はありません。

なので一週目は重要度Aの論点を読みこみ

徐々に範囲を広げていくという使い方をしました。

また、巻末には「論点まとめ」という章があり、

各論点の結論と理由が簡潔にまとめられています。

これは直前期において大活躍します。

第二回上級答練の結果

ちなみに第二回上級答練(2月後半)の結果はこのようになりました。

科目 第1回 第2回
財務会計論 B C
管理会計論 B B
監査論 C D
企業法 A E

 

1月~2月の計算トレーニングの結果が効いてるのか、計算科目は結構できてますね。

監査論も論ズレを起こして成績が落ちています。

これも地味にショックです。

監査論も何らかの対策が必要でしょう。

しかし、何にせよ時間がありません。

租税法もやらないといけないし、

企業法も対策しなきゃで監査論まで手当をする余裕がありません。

短答受かれば論文余裕っていったの誰でしょうか・・・?

そうです。

全然余裕じゃないんです。

論文式試験は全然余裕じゃないです!

短答受かれば論文余裕っていってたじゃん!!!

どうしよう・・・

このままで合格できるかな・・・

私は不安に駆られました。

今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

次回は、租税法と監査論対策、論ずれ対策についてお話します。

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