合格体験記

【合格体験記⑦】働きながら公認会計士を目指す【論文対策編① 社会人の論文突破戦略】

こんにちは!

働きながら公認会計士を目指す合格体験記シリーズPart7です。

今回から論文式試験対策編です。

前回までのあらすじ

1年10か月の勉強期間を経て、短答式試験に挑戦。棚ぼた感はありましたが、なんとか合格しました!

 

【合格体験記⑥】働きながら公認会計士を目指す【短答式試験を突破せよ】こんにちは! 働きながら公認会計士を目指す合格体験記シリーズPart6です。 短答式試験編です。今回は模擬試験の活用方法、直前期...

 

短答式試験に受かれば論文は余裕?

短答式試験が終わってから、しばらくの間、わたしは有頂天になっていました。

というのもどこで見たのか、短答式試験に合格できれば、論文は余裕という伝説があり、これを私は妄信していましたから、短答に合格したということは、これはもう公認会計士になったようなもんだ。グヘヘとひそかにほくそ笑みながら合格通知書のペラ紙を眺めていました。

 

その上、上司や友人からも「いや~君ならやると思っていたよ~」と持ち上げられて、有頂天になり天狗になっていました。

「短答に受かれば、論文は余裕」

はたして本当にそんなことがあるのでしょうか?

 

Twitterで受験生の動向を知る

そうして腑抜けのままお正月を迎えました。私は12月短答を終えてから、お正月が終わるまで何も勉強をしませんでした。論文まで、あと8か月もあるしな~という考えに甘えていました。

話は変わりますが、私は通信で予備校の授業を受けていたので、受験生の友達はいないです

これはとても孤独なので、Twitterに登録していました。

Twitterには公認会計士を目指す同志がたくさんいて、日々しょうもないことをツイートしています。

しょうもないツイートばかりしてないで勉強すればよいのにとも思いますが、恐ろしいことにそういう自分もまたTwitterにかじりついていて、しょうもない時を過ごしているのです。まさに、しょうもないスパイラルです。そんなTwitterですが、もちろん良い点はあります。

私はフォロワーの方と直接交流することはありませんでしたが、良いことがあればいいね!したり逆にされたりといった感じで、なんとなくお互いを応援しあっているような仲間意識のある心地良いコミュニティです。

Twitterでは早くも論文式試験に向けて動き出している人がちらほら出てきました。

「論文に向けて学習相談に行きましたっ!」とか「租税法むずすぎ!」とかそういうツイートがちょっとずつ出てきはじめたのです。

私は焦りました。ライバルたちは早くも動きだしているのです。

今考えれば、こうやって抜け駆けする人が周りに良い影響を与えているのだと思います。

論文式試験は相対評価による試験です。相対評価ということは、みんながどのくらい頑張ってるか?みんなとどのくらい差があるか?と常に周りを意識する必要があります。

みんなさぼってんなら自分もさぼっていいか~というわけです(違います

Twitterをやっていると気が付きますが、みんな毎日頑張れているわけではありません。

それは気持ち的な問題もありますし、仕事とか学校とか恋愛とかパチンコとか色んな事情があるのだと思います。いろんな人がいろんな境遇で戦いながら、勉強しています

みんな辛い思いして頑張ってるんだなあ~と思うことで少し気持ちが楽になります。

というわけでTwitterで受験生の動向を知ること決して時間の浪費ではないことを釈明しておきたいと思います。

論文式試験で追加される租税法と選択科目

Twitterの仲間たちのおかげで、私は腑抜けから復活しました。

1月上旬です。そろそろ何かしないといけないなあと思い、論文式試験に向けて具体的な勉強計画を立てることにしました。

ちなみに、ご存知の方は読み飛ばしてもらいたいのですが、論文式試験では短答式試験科目(財務会計論、管理会計論、監査論、企業法)のほか、租税法選択科目2科目が試験範囲に加わります。選択科目は経済学統計学民法経営学の4科目です。

何を選んでも良いわけですが、大体の人は経営学を選択するようです。予備校の授業が充実しているという側面もあるでしょう。

わたしも例に漏れず、大学では経済学を学び、統計学のゼミナールに所属していましたが、堂々と経営学を選択しました。この理由としては、そもそもCPAには経営学の講座しかないからです。統計学や経済学を選択した場合、独自に教材を集めて独学し、その道のプロフェッショナルと順位を競う必要があります。CPAの経営学は答練や講義が充実しているので、わざわざ他の科目にする必要もないかなと思いました。

 

また、新たに必修科目となる租税法は、法人税、所得税、消費税の三税法が詰まった難敵です。学習量、計算の速度と正確性、難易度ともにトップクラスでしょう。

難敵ゆえに本試験の平均点はそこまで高くありません。

論文式試験ではみんなの平均点をいかにしてちょっとだけ超えるかということが勝負になってくるので、難しい租税法を得意科目にできればかなり有利になります。

というわけで、租税法の学習戦略は論文式試験対策の要になります。

論文式試験の勉強計画をたてる

このような形でざっくりと勉強計画をたてました。

科目
1月~2月 計算科目(財務会計、管理会計)
3月~4月 理論科目(監査論、企業法)
5月~6月 租税法
7月 経営学
8月 直前対策、本試験

 

特徴的なのは租税法と経営学のスタート時期が5月以降ということでしょうか。

本来は1月からフルスロットルで租税法を受講して、5月くらいから全科目を調整していくというのが王道だと思います。

しかし、これは受験エリートがとる戦略です

かたや私は受験弱小校です。

練習時間も練習場所も満足にありません。

そのため、新科目(租税法、経営学)はあえて後回しにします。

時間が無いんなら先にやっておいた方がよいのでは?

と思うかもしれませんが、これがあながちそうとも言えません。

後回しにするのはちゃんと理由があります。

 

それは、本試験までの復習によるコストを最小限に抑えるためです。

私は記憶力が無いので、授業を受けて二週間後くらいにはだいたいのことを忘れます

そのため、復習をして記憶を元に戻す必要があります。本試験までの時間があるほど何回も復習する必要があります。

そのため、講義を受講するタイミングを後回しにすることで、授業と本試験までの間隔を短かくできます。これによって、復習の回数を抑えようという作戦です。

 

ここまでえらそうなことを長々と言っておいて非常に申し訳ないのですが、

租税法はなるべく早め(遅くとも2月~3月)に着手した方がよかった

と今では思っています。理由は次回お話します。

なお、経営学はぎりぎりまで引っ張っておいて問題ないかと思います。

租税法は学習量がかなり多いです。(租税法 35コマ、経営学 15コマ)

租税法をすべてやっていると他の科目が勉強できないリスクが生じます。

また、租税法(特に法人税法)は頻出分野に偏りがあるので、

網羅的に学習するのはかなり無駄が多いという点も無視できません。

なので、予備校の先生と相談して、租税法は重要論点だけ受講することとしました。

このあたりの取捨選択は特に社会人受験生のような時間が限られている方にとっては非常に重要です。必ず、予備校の先生と相談されることをおすすめします。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

次回は論文答練編です。答練の重要性や論文式試験における企業法の落とし穴についてお話します。

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