合格体験記

【合格体験記②】働きながら公認会計士を目指す【予備校の会計士講座はわかりやすいのか】

こんにちは!

働きながら公認会計士試験合格を目指す体験記シリーズPart2です。

今回は予備校に申し込んでから、会計士講座を受けるまでのお話です。

会計士講座を受けるまでに簿記3級と2級の勉強を独学でしたので、簿記と比較して会計士試験の勉強がどのくらい難しく範囲が広いかイメージして頂けるかと思います。

前回までのあらすじ

とある会社で平凡な毎日を過ごしていた私は、公認会計士試験を知り、予備校講師に背中を押されるかたちで働きながら勉強することを決意しました。

働きながら勉強することを決意した理由は、経済的余裕が無かったためです。

話が少しそれてしまいましたが、(根拠のない)自信に満ちていた私は9か月間での短答式試験合格を目標東京CPA会計学院のWeb通信講座に申し込みました。

 

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テキストを待つ。その間に簿記3級を始める

CPAに申し込んでから、テキストが無いので、受講を開始することはできません。事前の案内では申し込んでから1週間ほどで自宅に郵送されてくるとのことだったので、待ちます。
 
資格の勉強って始めたときが一番モチベーション高くなりがちですよね。
 
私も例外ではなく、申し込み直後は最もやる気に満ち溢れていて、一秒たりとも無駄にしたくなかったので、本屋で市販のテキストを買い、日商簿記3級を独学で勉強することにしました。
 
日商簿記3級の内容はそこまで難しいとは感じませんでした。1週間ほどですべての内容を読み終えてしまったので、このときは「あれ?もしかして簿記ってそんなに難しくないかも?」と思っていました。
 

日商簿記3級はそこまで難しくない。1週間程度あれば概ねすべての論点に目を通せる。

 
 
 
 

テキストが来ない・・・!簿記2級を始める

そして、1週間が経過しましたが、まだテキストはきません
 
 
なので、私は少し心配になり始めました。
 
仕方がないのでテキストが来るまでの間、インターネットで日商簿記2級の勉強を始めました。
日商簿記2級では商業簿記に加えて工業簿記という科目が範囲に加わります。
 
この工業簿記、なかなかの曲者でインターネットで勉強するだけだと用語が難しく、全然頭に入ってきません。
 
製造間接費配賦差異、操業度差異と言われても理解ができません。
 
この時から、簡単だと思っていた簿記のイメージに陰りが見え始めます。
 

日商簿記2級は結構難しい。特に工業簿記は独学だとなかなか理解するのが難しい。

 
 

テキストのボリュームに驚愕!?

2週間経ってもCPAからテキストが届きません。問い合わせたところ、発送漏れとのことですぐに送ってもらいました。(最近修了考査の講座を受講したところ、申し込みの翌日にテキストが届いたので、驚くほど体制が改善されています)

 
数日後、待ちに待ったテキストが届きました!
 
テキストは段ボールできました。引越の時に使うようなサイズのでかい段ボールです。
 
実際の写真を見て頂きましょう。
 
まず、こちらは入門期(簿記2級)のテキストです。
 
 
 
意外と少ないですね。
 
商業簿記と管理会計論(工業簿記)が各2冊ずつ程度です。
 
 
一方、こちらが公認会計士(短答式試験科目)のテキストと問題集です。
 
 
とんでもない量です。上の方とかバランス崩してジェンガみたいになってます。
 
とんでもないものに手を出してしまいました。
 
講義回数も圧倒的なボリュームの差があります。

1講義あたり3時間です。

  講義回数
簿記3級 7回
簿記2級 14回
公認会計士(短答科目) 184回
 
1講義は3時間なので、公認会計士(短答科目)の講義をすべて受講するだけでも552時間かかる計算になります。
 
ひとまず、このテキストたちを収容するスペースが無かったので、本棚を買うことにしました
 

・テキストのボリュームにびっくりするので心の準備をしておく

・テキストを入れるための本棚を用意しておいた方がよい

 
 
 
 

CPAの授業はどんな感じ!?

テキストのボリュームにショックを受けた後、簿記2級の範囲から予備校の授業を視聴することにしました。

通信講座ですと、受講生ごとにIDが付与され、インターネットで講義を視聴します。1.2倍~2倍など倍速視聴が可能なので、講義時間は3時間でも実際は2時間程度で講義を聞くことが可能です。

簿記の講義は国見健介先生でした。

講義をはじめて視聴した感想は、

めちゃくちゃわかりやすい

です。

簿記2級の範囲は少し独学で勉強していたのですが、なかなか、会計処理の本質を理解することはできませんでした。

予備校の講義では「なぜ、その会計処理をする必要があるのか?」といった趣旨を説明してもらえます。

あまりのわかりやすさに感動した私は、既に独学で学習していた簿記3級の範囲についても予備校の講義で勉強しなおすことにしました

日商簿記3級・2級ならそこまで難易度は高くないから、独学でも良いんじゃないか?と思っていたのですが、これは大変な思い違いでした。

実は簿記3級・2級の範囲は公認会計士試験において非常に重要です。

簿記3級・2級の内容には会計学のコアとなる論点が詰まっていて、ここを起点に簿記1級や会計士試験の応用論点に派生しています。

なので、簿記3級・2級の内容をしっかりと理解しない限り、簿記1級や公認会計士試験の財務会計論を理解することはできません。

もし簿記3級・2級を独学で取得済の方がこれから会計士試験の学習を開始される場合には、3級・2級の範囲も含めて予備校の講義を視聴されることを強くおすすめします!

少し遠回りになりますが、後々の学習効率が大きく変わってきます。

・予備校(CPA)の講義は非常にわかりやすい

・簿記3級~2級の内容は公認会計士試験でも重要

・簿記3級~2級の講義も予備校で受講することをおすすめします

 

中級期(公認会計士講座)の講義に突入!難易度は?

入門期講座(簿記3級・2級)の講義(21回)が終わり、ついに中級期(簿記1級、会計士試験範囲)の授業を受講しました。

中級期に入ると難易度と範囲がグッと上がります。

いや、ググーンと上がります。

例えば管理会計論(工業簿記)の内容で原材料という論点があります。

簿記2級では、原材料の購入原価は購入代価に材料副費を加えたものと抑えておけばOKです。

しかし中級期(簿記1級)ではこうなります。

材料の購入原価は、原則として実際の購入原価とし、次のいずれかの金額によって計算する。
1 購入代価に買入手数料、引取運賃、荷役費、保険料、関税等材料買入に要した引取費用を加算した金額
2 購入代価に引取費用ならびに購入事務、検収、整理、選別、手入、保管等に要した費用(引取費用と合わせて以下これを「材料副費」という。)を加算した金額。ただし、必要ある場合には、引取費用以外の材料副費の一部を購入代価に加算しないことができる。

引用元:原価計算基準

URL:http://www.tadao.law.kyoto-u.ac.jp/genkakeisen.htm

 

ちょっと、わかりませんね。

もちろん講義ではかみ砕いて教えてくれます。ちなみに、この引取費用(買入手数料、荷役費、引取運賃、保険料、関税)はすべて覚えてくださいと言われます。上記の基準の文言はまるごと覚えてくださいと言われます。

思わずいや、無理です、、、と画面越しに言ってしまいます。

また、各科目の冒頭に理解して覚える色はピンク、覚えるほどでもないが理解すべき色は黄色などで色分けしてテキストにマーキングするよう言われます。

ピンクと黄色のマーカーがものすごい勢いでなくなります。

正確に数えたわけじゃないですが、ピンクのマーカーだけでも100本は買ってると思います。

とにかく、講義はわかりやすいのですが、中級期の授業は1回1回の講義が重たいです。

特に簿記や管理会計論の授業だと計算演習の時間もあるので、仕事後に1コマの授業を受けるだけで非常に疲れます。授業が終わるとぐったりします。

・中級期(簿記1級、会計士試験の範囲)の講座は1回1回が重く、簿記3級/2級と比較して範囲と難易度がググーンと上がる

 

まとめ

今回のポイントをまとめました。

・簿記3級は入門の入門(1週間程度で全範囲抑えることが可能)
・簿記2級はそこそこ難易度が高い。特に工業簿記は理解が難しい。
・テキストのボリュームにびっくりするので心の準備をしておく
・テキストを入れるスペース(本棚)が無い人は買った方が良いかも
・CPAの講義は非常にわかりやすい
・簿記3級~2級の内容は公認会計士試験でも重要なので、簿記3級~2級の講義も予備校で受講することをおすすめ
・中級期(簿記1級、会計士試験の範囲)の講座は1回1回が重く、簿記3級/2級と比較して範囲と難易度がググーンと上がる

 

最後まで読んで頂きありがとうございます!

次回は「挫折編」です。なぜ挫折してしまったか?挫折に至るまでの経緯についてお話します。

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