修了考査

【修了考査】答練との向き合い方【解いた回数がすべて、ではない】

色々な方が言っておられますが、修了考査において

答練という教材は非常に重要だと思います

答練には予備校の叡智が結集されているからです。

少なくともわたしの受講した東京CPA会計学院は過去5年分の問題の傾向を調査しているので、

今年度なにがでるかという点についても、かなり綿密に予測していたのではないかと思います。

しかし、ほとんどの方は答練を何周するかという点に注目するかと思いますが、

わたしはあまり重要ではないと思いました。最初は最低でも3週は受けなきゃと思っていましたが、実際には2週しかできませんでした。

それでも総合A評価をいただきました。

なぜでしょうか?

答練は2週で十分説

ネットの情報では、答練は3周するべきとか、いや5週はするべきとか、色々な意見があります。そのような情報のなかで、当初もわたしは少なくとも3周はするべきだと考えていました。

しかし、最終的に解いたのは2週でした。

なんでかというと、

単に時間がなかっただけです。

答練ってそんなに簡単に1週できないな、という事実に解きはじめてから気がついてしまったのです。

例えば会計実務の答練は1回解くのに3時間かかります。答案を作成して、CPAのWebサイトにアップロードして、軽く自己採点して、間違えたところをチェックして、場合によってはテキストや実務指針をみてとやっていると、1回に5時間くらいは必要です。

当然、平日は仕事がありますので、仕事後にやったとしても2日にわけて1回の答練を実施することになります。

会計実務の答練は全部で4回あるので、1週するのに20時間(平日だと8日間)くらいは必要になります。税務や監査実務、経営実務、倫理などを含めると、全科目1週するのにだいたい80時間はかかる計算になります。

平日に3時間勉強する場合、1週するだけで26日以上もかかってしまいますもちろん、2週目からは1週目の記憶がだいぶ残っているので、もう少し時間は減ると思いますが。

だから、3週も4週もしている人はおそらく2週目以降は解答だけ見るとか、間違えた問題だけを解くとかそういう感じなのではないでしょうか。

おそらくですが、そうすると1回1回の質が落ちてしまいそうです。

答練は回数ではなく質にこだわる

なので、わたしとしては、解答をしっかり頭に定着させたいということもあり、何周やるかではなく、1回1回の質を大事にしました。

不思議だったのが、1週目を解いて、間違えた問題は解答の過程をしっかりとチェックして、テキストを見直してと復習していたはずなのに、

2週目を解いてみたら1週目とまったく同じ問題で間違えているということがよくあったのです。

しかも、ミスの仕方もまったくおなじなのです。

学習能力がないなと思いました。

なぜ同じ問題でミスしてしまうのでしょうか?

ケアレスミスをしょうがないと思ってはいけない

色々と分析した結果、その理由はケアレスミスにあると思います。

いえ、正確にいうと答練を解いてみて、間違った原因が「ケアレスミスしちゃった」と、軽く受け流していた点にあると思います。

ミスのしかたにも、①解答欄を間違えた、②マイナスを△とすべきところを「-」としていた、③計算方法や条文を忘れていた、④引くところを足していた、⑤問題文を見誤った・または理解できていなかった、⑥人生の判断を間違えてしまった、⑦血迷って不相応な腕時計を買ってしまったなど様々な要因があります。

③はしょうがないですが、意外と③以外のケアレスミスが多かったです。

しかし、1週目はケアレスミスとわかると、「なあ~んだ、ケアレスミスか、しょうがないしょうがない次は解けるやあ」といって、すべて一緒くたにしていました。

そうすると、当然2回目を受けるときにも、まったく同様のミスを繰り返すことになりました。このままでは本番も同じミスをしてしまいそうです。

例えばわたしの場合は、税務の問題で別表4の回答をするときに、留保と社外流出をよく確認しないまま解答し、知識があって問題も解けているのに失点しているというミスが多発していました。

1週目のときはそこまで気になりませんでしたが、2週目でも同じミスをしたため、これはなんとかしなきゃなと思いました。

なのでそれからは、留保と社外流出については特に気を配って回答するようになりました。

なので、ケアレスミスだからと思わずに、「どのような原因でミスをしがちなのか?」、「それはどのようにしたら防げるか?」といったことを分析することが重要だと思いました。

自分でミスしたところを見直して、完璧に理解したと思っていても、いざ時間を計測して本番同等の環境で解いてみると、

今までの間違ったやり方から抜け出すことはそんなに容易ではないということなのです。悲しいですね。

なので、1週解いてみて、2週目以降は解答だけを眺めたり、間違った問題の論点を見直してみるというやり方は危険だと思いました。

解答だけを見るのではなく、2週目もちゃんと解く

1週目と2週目を本番と同様の環境で解いてみる。そして2回間違えたところこそが、本当の自分の弱点としてあぶりだされます。しかもそういう問題は、例えば税務の租税公課といった重要論点で起こりがちでした。

 

知識不足によるミスへの対策

答練で出題された論点は、一部の例外を除き、予備校側が今年度出題可能性が高いと予測される論点です。

これは当然かと思います。

しかし、だからといってその問題だけを復習していてよいのでしょうか

わたしは違うと思います。

実際に本試験では、もう少し細かい論点だとか、ちょっとずらした問題とか答練とは異なる角度から出題されます。そのため、時間に余裕がある限り、答練で出題された論点については、その周辺の論点もあわせて理解しておいた方がよいと思います。

しかし、修了考査受験生はみなさまが多忙のことと存じます。上記の対策が無限にできるというわけでもなかろうと思います。

なので、少なくとも答練で連続してミスした論点や複数の回で登場している論点については、重点的に勉強するべき範囲として、テキストや原典にあたってみるなど、濃淡をつけた学習をするなど、自分の中でルールを決めておくのがよさそうです。

 

まとめ

答練〇回といた!と解いた回数を語る人がいますが、(私自身も語ってしまっていますね)

大事なのは解いた回数ではないことをわたしは確信しています。

その代わり、1回解いたときに、なんで解けなかったんだろうということは突き詰めて考えた方がよいと思います。

その原因が知識不足であれば、その論点自体の出題可能性が高いということになりますので、問題に出題された論点だけではなく、時間が許す限り周辺論点の知識を整理するべきだと思います。