修了考査

【修了考査】合格までの基本的な学習戦略をたてる

わたしが実際にたてた修了考査合格までの学習戦略を書いていきます。

各科目の特徴を知り、自分だったら何点とれそうか考え、そのためにはどのような学習方法で進めていくかを決めました。

基本的には税務・経営・倫理を得点源として、会計実務・監査実務で守るといったイメージで進めます。

会計と監査で守るとか公認会計士としてどうなんだろうといった疑問もあるかと思いますが、まずは合格が最優先です。

答練中心の学習をする方が多いイメージですが、わたしは一貫してインプット重視の学習を進めることにしました。

以下に詳細を書いていきます。

各科目の特徴と本番の皮算用

過去問や先人たちのブログ、CPAのテキストの冒頭をざっと眺めてから、各科目の特徴を踏まえて、得点戦略を考えることにしました。

具体的には、科目ごとの目標得点を定めて、どうやって合格条件の総合60%に到達するかを考えました。

これは多分に主観が含まれていますので、経営実務が難しいと考えたり、倫理の範囲が広いと感じる人もなかにはいるかもしれません。自分が今までやってきたこと次第で得意不得意が変わるのではないかと思います。

例えば、わたしはいままでの人生のなかでマグロ漁船に乗ってマグロばかり釣ってきたので、試験科目に「漁業実務」などがあれば、こちらで高得点を狙っていたことでしょう。冗談です。

科目 配点 試験範囲 難易度 目標得点 特徴
会計 300 とても広い 難しい 150(50%) 試験範囲が膨大かつ問題の難易度が高く、安定して高得点を取るのは難しそう
監査 300 やや広い やや難しい 180(60%) 監査実務をきちんとしていれば、対応可能である問題が多い。文章を書くスピードが早い人は得意にできそう。
税務 300 広い 普通 180(60%) 試験範囲は広いが、知っていれば解ける問題が多いため得点源になりそう。
経営 200 やや狭い 易しい 160(80%) この科目は得点できないと逆にまずそう。
倫理 100 狭い 易しい 80(80%) 試験範囲が狭くて頻出分野も固まっているので、きちんとやれば安定して高得点を取れそう。
合計 1200 750(62.5%)  

 

修了考査の受験案内や受験科目の詳細につきましては以下のリンクをご参照ください。

JICPA_修了考査公式ページ

過去問を見たい方はこちらをご参照ください。

修了考査はほんとうに絶対評価なのか?

目標得点を750点としています。ちなみに修了考査の合格条件は、各科目40%以上であり(足切りあり)、全体(1200点)で60%以上の得点をすることです。

つまり、全体の1200点のうち720点取れば合格ということです。公式では「絶対評価により評価がなされるため、論文式試験のような相対評価ではない」と言われています。

とはいえ、近年までは安定して合格率が65%~70%の水準であったことから、前は相対評価で、数年前から絶対評価になったのではないかという声が(そこかしこから)聞こえています。Twitterでは「相対評価」信者と「絶対評価」信者の熱き舌戦を観測できることでしょう。

はじめて会計実務の過去問を見た時は、「こんな難しい問題で本当に6割取れるのだろうか」と静かに絶望を感じました。

そのため、「ねがわくば相対評価であってほしい」という願望を持っていました。ほとんどの人は、願わくば相対評価であってほしいという神頼み的なところがあるのではないでしょうか。

しかし、会計実務以外の問題はそこまで難しくはないというのが、勉強をしている内にわかってきたので、「ちゃんと勉強をすれば絶対評価で6割以上取るということも、まあそこまで無茶ではないのかな」と思いなおしました。

会計実務や税務については、少し傾斜配点くらいはしているかもしれませんが(していてほしい)。なんにせよ、真相は、偉い人にならないとわかりません。

というわけで、わたしとしては「絶対評価ベースで考えて、簡単な科目で高得点を取り、難しい科目でおさえる」という心持ちで試験にのぞみ、結果として相対評価ぎみな評価をされたらラッキーくらいに考えていました。

学習の基本的な方針を決める

さて、これで科目ごとのざっくりとした目標が決まりました。

次に決めるのは、学習の基本的な方針と、どの科目で何を勉強するか、それによりどのくらいの時間を注ぎ込むか、

答練中心の学習は逆に非効率?

修了考査は答練を中心にしたアウトプットベースで学習を進める方が多い印象ですが、

わたしとしては、答練中心の学習は逆に非効率なのではないかと思いました。

理由としては、知識がほとんど無い状態になっている今、いきなり答練からはじめてもわからないところが多すぎて逆に時間がかかってしまうと思ったためです。

また、答練では本番で出題されそうな分野について問われるわけですが、おそらく本試験で答練で出たような問題がそのまま出題されるとは考えにくいです。

重要論点を集中的にインプットして答練を受ける

学習初期はインプットを中心とした学習とします。

インプットといっても、講義を一から十まで律儀に視聴するというのではありません。重要論点に絞ってテキストを読み込むなど、短期間で集中的に実施しようと思いました。

基本的には、①テキストの読み込みと(理解できていなかった論点について最低限の)講義の受講、②答練、③答練の復習、④理解が足りていない論点の復習という順番で勉強をしていこうと思います。

肝となりそうなのは①の部分ですが、頻出論点のみに絞ってインプットをしていきます。イメージとしては、テキストのA論点についてザーッとみていくような感じです。

そもそも、どこが頻出論点なのかわからないよという方が大半かもしれませんが、安心してください。

CPAのテキストには過去5か年分の論点ごとの出題実績がのっているので、それを見ればどこが頻出論点かがわかります。

すべての科目で公認会計士試験と被っている範囲が多いので、既にわかっているよというところはテキストをざっと眺めて思い出して、修了考査で固有に出題される論点については、難しいものであれば講義を見ていくという風に進めようかなあと思いました。

とにかく勉強時間が限られているので、講義を視る時間は可能な限り削ります。

税務、会計、監査の順に勉強する

勉強する順番ですが、色々と検討した結果、次のようになりました。

税務(300)→会計実務(300)→監査実務(300)→経営実務(200)→倫理(100)
※かっこ内は配点です。

配点や試験範囲のボリュームなどから考えると、税務と会計が重要かつ時間がかかりそうなので先にもってきました。

大まかなスケジュールをたてる

だいたい9月~10月は税務、会計実務、監査実務のインプットと各科目の答練を中心に行い、11月は経営実務と全科目の答練、直前に倫理というふうに大まかなスケジュールをたてました。

科目別の詳細な傾向と対策

各科目別の傾向と対策はこちらの記事をご参照ください。

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