社会人受験全般

【公認会計士試験】社会人受験生が仕事を辞めて無職専念した話

こんにちは!

公認会計士を目指して勉強していると必ず思うことがありますよね。

 

もちろん仕事しないで無職で専念したいなあですよね。

 

公認会計士を目指していなくとも結構な頻度で「仕事やめたい」と思うので、

公認会計士を目指していたら、かなりの頻度で思うのではないでしょうか。

 

そんな「仕事しないで無職で専念したいなあ」という人類普遍のお悩みですが、

専念すべきかどうかという点については人それぞれの状況によるので、わたしから意見するつもりはありません。

そこで今回は私が仕事を辞めて専念した時のことをお話します。仕事を辞める前、辞めた時、やめた後どのようなことを考えたか、いまお悩み中の方にとって何かの参考になれば幸いです。

 

残業ばかりで安月給だった私は、働きながら公認会計士を目指すことにしました。途中挫折をしながらも短答式試験を突破。短答に合格した私は論文式試験に向けて学習を進めます。しかし、私は気付きます。本当の地獄ははじまったばかりだったと。「短答受かれば論文は余裕」そんな幻想は淡く消え去ります。租税法という強敵、企業法対策、計算科目対策、次々とやることが増えるなか、仕事との両立を続けていいものか悩みます・・・

合格体験記はこちらをご参照ください。

【合格体験記①】働きながら公認会計士を目指す【予備校選びまで】

 

仕事との両立は大変・・・

短答式試験に一発合格し、

論文式試験に向けて日々仕事と勉強に励んでいました。

3月初旬のことです。

 

私は悩んでいました。

 

仕事と勉強の両立が大変なんです・・・

何をいまさらって感じですが

論文式試験になると短答科目のほかに2科目増えて合計6科目を並行して勉強しなければなりません

Twitterを見ると学生たちは既に租税法の答練をはじめたり、

「経営学覚える量多すぎ」とつぶやいていたりどんどんと先へ進んでいきます

まぶしい!まぶしすぎる。

短答式試験まではよかったんです。

仕事をやめて落ちたらどうしよう・・・っていう気持ちが強かったので

ところが短答式試験を突破した途端、

ぼんやりとゴールが見えてくるんです

もしかしたら、合格できちゃうかも?みたいな

そうするとやっぱり思うんですよね

仕事辞めたいなあああ

もし今年論文落ちたら、

また働いたまま1年頑張るのか・・・

それだったら

いっそのこと今やめちゃってもよくない?

とだんだん思ってきました。

 

というわけで

仕事やめることにしました!!

 

 

仕事やめることを決意!

社会人のみなさん待ってください

裏切り者とか言わないでください・・・

今回、仕事をやめることにしたわけですが、

私の目的は

働きながら公認会計士試験に合格することではなく、

あくまでも公認会計士試験に合格することです。

 

もちろん、仕事をやめなくとも合格できる可能性はありますが、

無職で専念した方が一発で合格できる可能性は高まります。

 

論文答練を受けた感触から、

これはリスクを取ってでも今年全力で受かりに行った方が良いんじゃないかと思いました。

 

もちろん、最後まで働きながら試験に挑戦する人を私は尊敬します。

仕事を辞めるか辞めないかは、人それぞれの判断です。

たまたま、私にとっては短答式試験後のタイミングが辞め時だったということです

 

お金はどうする・・・?

仕事を辞めることにしたのはよいものの、問題はあります。

もちろんお金です。

なんで私には潤沢なお金がないのでしょうか。

腹が立ってきました。

 

そこで、仕事をやめた場合のお金の計算をすることにしました。

ちなみに有休が2か月分あったので、フル活用できたとして、

退職日を7月末・最終出勤日を5月末としました。

こういう時、有休があると便利ですよね。収入のつなぎとして。会社が休ませてくれるかは交渉次第というところもありますが。

 

論文式試験は8月末です。

11月中旬に合格発表があるので、

合格していた場合、就活がうまくいけば1月くらいから監査法人で働くことができます

 

ということは8月~12月までの5か月間くらいをしのげれば大丈夫です。

生活費が一か月20万としてだいたい100万円くらいでしょうか。

なんならその期間はバイトでもして凌げば餓死することはないでしょう。

 

貯金雀の涙ほどの退職金、ハローワークの失業保険を加味すれば

十分いける!!

と思いました。

 

 

妻に相談する

もう一つ問題がありました。

妻です。

共働きなので妻にも収入があるわけですが、

さすがにお金はあるといっても、

妻に内緒で仕事を辞めるわけにはいかないでしょう。

 

仕事辞めてから「仕事辞めちゃったよー☆」といえるハートがあればよかったのですが、

不幸なことに私には鉄のハートは持ち合わせていませんでした。

 

おそるおそる妻に相談したところ「良いんじゃない?」とあっさり認められました。

なにごとも言って見るもんです。

 

上司に相談する

妻の承認を得たので善は急げ!ということでさっそく上司に相談することにしました。

この上司は短答式試験の直前期にも2週間の有給休暇を快諾してくれた良き理解者です。

ちなみに短答直前期に上司には会計士を目指していることをカミングアウトしています。

短答直前期の話はこちらをご参照ください。

【合格体験記⑥】働きながら公認会計士を目指す【短答を突破せよ】

 

その時、私と上司は休憩所でケータイ麻雀ゲームを楽しんでいました。

上司は麻雀ゲームをしている時が一番機嫌がよかったので敢えてこの瞬間を選びました。間違っても叱られている最中に「仕事辞めたい」などと言ってはいけません。

あと、ミーティングを設定したりすると高確率で辞められることがばれて対策をされる可能性があるので、不意打ちをしかけました。

私「上司さん・・・」

上司「んーどうした・・・?」

私「仕事を辞めて専念したいんです」

上司「そうか・・・まあそんな感じがしてたし良いんじゃない・・・ポン」

私「あの、仕事を辞めさせていただきたいですんですけど」

上司「わかったよ。君がやめちゃうのは残念だけど、夢のためならしょうがないな、、、ポン」

上司はちっとも残念そうな顔をせず、人が辞める話してる時に二鳴きするくらいなので本当にやめてよかったのだと思います。

「あと、辞める前に有休をすべて消化したいです!」私はが最も言いづいことを言いきりました。

上司は途端に顔色を変えて、「えっそれ本気で言ってる?」と言いました。

私「はい」

上司「それは・・・そうかあ・・・まあいいかあ」

 

あまり引き止められなかったのが悲しい限りですが、

 

こうして2か月間の有給消化まで込みで上司の許可を取ることができました。

 

 

仕事を辞めた日

最終出勤日ほど清々しい日はないです。

あ~もうこの会社で働かなくて良いんだラッキ~~!!フ~~~!!

という気分になりました。

 

もういっそのこと試験に受からなくても良いかなとも思えました。

 

最終日、今ままで全然喋ったことのなかった先輩社員に、

「公認会計士目指してるんですか?」

と聞かれ、はいと答えると

「実は私も一時期勉強してたんです。頑張ってくださいね!」

と思いもかけず応援されました。

 

あの人の分まで頑張らねばなあという気持ちになりました。

新卒で入った会社を辞めるというのはかなり勇気が必要ですが、

辞めてしまえばなんのことはなかったです

 

 

 

仕事を辞めてからわかったこと

仕事を辞めてわかったのですが

意外と1日が短いです。

朝起きて、昼がきたら、もう夜ですからね。

もっと無限に勉強時間が増えるもんだと思い込んでいたので、

これは意外でした。

仕事を辞めても1日は24時間しかないんですよね。

それでも、やっぱり仕事をしていた時よりも格段に勉強時間を増やすことができました

 

「無職」の合格率が高くない理由

こちら記事でも少しご紹介したのですが、公認会計士試験(令和2年)の最終合格率は社会人が3.8%で、「無職」の10.3%です。ちなみに全体合格率が10.1%です。

「働きながら公認会計士試験に合格するのは無理」という正論は聞き飽きた【対策を伝授します】

出典:令和2年公認会計士試験 合格者調

 

「無職」の方の合格率、意外と低くないですか?って思ってたんですよね。

 

でも辞めてはじめて理由がわかりました。

 

多分この要因が一番多いのかなあと思うのはメンタル面です。

仕事をやめると、

安定収入が無くなって精神的につらい

です。

 

もちろんある程度予期していたことですが、

予想の3倍~5倍くらい不安になります

夜になるとブワァァァっと不安が押し寄せてきます

働いていた時期はそういう心配は一切なかったので、安定して勉強ができていたんですよ。そういう面では働きながらの勉強もメリットがあったんだなあと思います。

 

不安に襲われると勉強時間も落ち込みます。特に答練とか模試とかで少しでも成績が悪いとかなり焦ります。

あと、たまに意味も無いのに涙が出てくる時があります

今考えると相当やばい状態ですよね。

 

そういう時はランニングをして、精神を落ち着かせていました。

夜中にお気に入りの音楽をかけて、近くの川辺を走りまくります。

完全に不審者ですよね。

 

おそらく、みなさんそれぞれ気持ちを落ち着かせる手段をおもちかと思いますが、

ランニングは気持ちを整えるのにおすすめです。

今回無職期間が1か月間だったので助かりましたが、無職期間がもっと長かったら精神的にやられていたかもしれません。

 

あと、これはすごくどうでもいい話なんですが、

友達の結婚式とかで久しぶりに会うと必ず「久しぶり~今なにやってんの~?」

って聞かれるじゃないですか。

 

あの質問が一番つらかったです。

「今は勉強してる」って答えるわけですが、

100%の確率で「えっ」てなるんですよ。

いや、そこで気まずくなるんだったら

あらかじめそういう回答がくることも覚悟しておけよとも思いますが

 

だから私は友達の結婚式に行っても

安易に「何してんの~」とは聞かないことにしました。

 

これを聞くと仕事辞めて専念しても良いことはあまりなさそうな感じですが、

実際、

無職は最高です。

勉強たくさんできます

一生無職でいいくらいです。

 

論文式試験が終わってから

8月末に論文式試験が終わってからは毎日だらだらと過ごしました。

今まで2年間働きながら勉強して、辞めて論文式試験のために猛烈に勉強していたのが、急に一気になにもやることがなくなってしまったんです。

監査法人の就活イベント等にも参加しましたが、基本的にはすごく暇な毎日でした。

論文式試験の試験結果というドキドキは心の奥底ではあるにはあるんですが、論文が終わって合格発表まで3か月くらいあります。

受験期間で俗世間から一切の情報を絶っていたので、見れなかった映画とか漫画とか小説とかを読みつくしました。

 

試験の結果は?

結果的には、最終的には論文式試験に一発で合格することができました。
(論文式試験の結果発表はこちらの記事を見てください)

【合格体験記⑪】働きながら公認会計士を目指す【論文対策編⑤ 第2回論文模試と本試験】こんにちは! 働きながら公認会計士を目指す合格体験記シリーズPart11です。 今回で最終回です。第2回論文式模擬試験と本試験編...

あの時、仕事を辞めなかったらどうなっていただろうかと、今でも思います。

おそらく今でも上司と麻雀ゲームをしていたのかもしれませんし、

働きながら合格できていたかもしれません。

皆さまの幸運を祈っています!